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3階建て鉄筋コンクリート造の解体費用はいくら?相場や安く抑えるコツも解説
みなさん、こんにちは。神奈川県横浜市で解体業をしております、株式会社サンライズのブログ担当です。
みなさまのなかには、鉄筋コンクリート造の自宅の解体工事を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に、鉄筋コンクリート造は3階建て以上の建物が多いかと思われます。
今回は、3階建ての鉄筋コンクリート造の建物を解体する際の費用や工事についての情報をご紹介します。 予算の目安から、費用を考えるためのポイントまで、詳しく解説するので是非参考にしてください。
■この記事の対象はこんな方
鉄筋コンクリート造3階建ての建物の解体を検討している方
神奈川県横浜市、川崎市、都内で鉄筋コンクリート造3階建ての建物の解体を検討している方
■この記事を読むことで分かること
鉄筋コンクリート造の基礎知識
鉄筋コンクリート造3階建ての建物の解体費用の相場
鉄筋コンクリート造3階建ての建物の解体費用が高くなる要因
鉄筋コンクリート造3階建ての建物の解体費用を安くするポイント
鉄筋コンクリート造3階建ての建物の解体の流れと期間
目次
鉄筋コンクリート造とは?
鉄筋コンクリート造(RC造)は、建築の構造形式のひとつです。 コンクリートの中に鉄筋を配置することで、建物の強度を高めた構造になっています。
コンクリートは圧縮に強い性質を持っていますが、拡張には弱いという特徴があるのです。一般的な鉄筋コンクリート造の建物では、柱や梁、床、壁などの主要な構造部分に鉄筋が配置されています。
これらの鉄筋は、建物にかかる荷重や地震の力に対して効果的に抵抗する役割をもつのです。日本では1950年代以降、鉄筋コンクリート造の建物が急速に普及しました。
特に、学校や病院、マンションなどの公共施設や集合住宅で多く採用されています。 耐火性や耐久性に優れているため、都市部の建築物として適しているのです。
鉄筋コンクリート造の特徴
鉄筋コンクリート造には、いくつかの重要な特徴があります。まず、優れた強度と耐久性を持っていることです。
適切なメンテナンスを行えば、50年以上の長期使用が可能になります。また、地震や台風などの自然災害に対する耐久性も高く、安全性の面でも優れた構造といえるでしょう。
防火性能も鉄筋コンクリート造の大きな特徴です。 コンクリートは火災に強い材料で、鉄筋を内部に配置することで、さらに耐火性が向上します。
そのため、建築基準法でも耐火建築物として認められているのです。なにより、遮音性や断熱性も比較的優れています。
コンクリートの厚みがあるため、外部からの騒音を軽減する効果があります。 また、コンクリートの蓄熱性により、室内の温度変化を暖かくする効果も期待できるのです。
ただし、デメリットもあります。建築や解体の費用が木造と比べて高くなるのが一般的でしょう。
また、建物の重量が大きいため、地盤の状況によっては基礎工事に特別な配慮が必要になることもあります。さらに、コンクリートと鉄筋が一体化しているため、間取りの大幅な変更が難しく、解体工事にも多くの時間と費用がかかるのです。
このように、鉄筋コンクリート造は多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあるのです。今年では、より高い技術な開発により、鉄筋コンクリート造の性能はさらに向上しています。
同様に、高強度コンクリートの採用や配筋技術の改良により、柱でも十分な強度を確保できるようになりました。また、環境への配慮から、リサイクル材を使用したコンクリートの研究も進められています。
コンクリートとアスファルトの違い
コンクリートとアスファルトを混同されている方も中にはいらっしゃるのでしょう。こちらでは、その違いを解説します。
まず、建築物でよく使われるコンクリートとアスファルトの特徴について説明してみましょう。 コンクリートは、セメントと砂利、水などを混ぜて作られる建築材料のことです。
コンクリートの特徴は、非常に強い圧縮強度を持っている点にあります。 そのため、建物の基礎や壁、床などの構造材として使われていることが多いです。
耐久性も高く、適切なメンテナンスを行っていれば50年以上使用可能することができます。対してアスファルトは、柔軟性があり、温度変化による膨張や限界に対応できるという特徴と言えるでしょう。
そのため、道路の舗装材料として広く使われているのです。使用期間は10年から15年程度が一般的でしょう。
解体工事の流れで言えば、コンクリートのほうが解体に時間と手間がかかります。 特に鉄筋コンクリートの場合は、内部に鉄筋が入っているため、より慎重な作業が必要になりるでしょう。
鉄筋コンクリート造3階建ての解体費用の相場
それでは、鉄筋コンクリート造3階建ての解体費用について解説していきましょう。鉄筋コンクリート造の建物は、その強度と耐久性から解体が最も難しく、費用も高額になることが多くあります。
鉄筋コンクリート造3階建ての解体費用は、建物の階数や面積、立地条件などによって大きく変動するものです。費用相場について具体的に見ていきましょう。
鉄筋コンクリート造3階建ての解体費用相場
鉄筋コンクリート造の3階建て建物の解体費用は、一般的に坪単価と延べ床面積によって算出されます。そのうえで、鉄筋コンクリート造の3階建て建物の解体費用は、坪単価でおおよそ3万円から5万円が相場でしょう。
延べ床面積が広いほど、解体費用も増加します。例えば、延べ床面積が100坪(約330平方メートル)の鉄筋コンクリート造の3階建て建物を解体する場合、総費用は300万円から500万円程度となります。
しかしながら、鉄筋コンクリート造の3階建て建物の解体費用は、建物の規模や立地条件によって大きく変わってきます。 ちなみに、延床面積が200平方メートルの鉄筋コンクリート造3階建て住宅の場合、600万円から800万円ほどの費用がかかることになります。
これに加えて、アスベスト調査費用や産業廃棄物処理費用なども必要です。相場は地域によってもさまざまで、都市部では地方より20パーセントから30パーセントほど高くなるでしょう。
大都市(東京や大阪)では、1平方メートルあたり5万円を超えることもあり得ます。
鉄筋コンクリート造3階建ての解体費用が高くなる要因
鉄筋コンクリート造3階建ての建物は、木造建築と比べて解体費用が高額になるケースが多いです。その主な要因についてご説明しましょう。
まず、建物の強度が高いことが挙げられます。鉄筋コンクリートは非常に硬い構造なので、解体には大型の重機や特殊な機械が必要になります。
その重機や機械にかかる費用が解体費用に上乗せされるのです。次に、廃材の処理費用も大きな要因となっています。
鉄筋コンクリートの廃材は重量が大きく、処分場までの整備費用がかさみます。 また、コンクリートと鉄筋を分ける手間も必要で、これらの作業費用は合計の金額にも影響を与えるのです。
さらに、建物の立地条件によっても費用は変動します。周辺に民家が密集している場合は、騒音や振動、粉じんの対策が必要になり、防音シートの設置や散水などの環境対策費用も追加されるでしょう。
アスベストが使用されている可能性がある建物の場合は、調査や撤去作業に特別な費用がかかることもあります。あわせて、1990年以前に建てられた建物では、アスベストの使用権の確認が必須です。
アスベストについては、下記の記事で詳しく解説しておりますので是非参考にしてみてください。
上記のような要因をしっかり把握のうえ、鉄筋コンクリート造3階建ての解体を進めると良いでしょう。
鉄筋コンクリート造3階建ての解体費用を安く抑えるポイント
前項では鉄筋クリート造3階建ての解体費用が高額になる要因を説明しました。それでは鉄筋クリート造3階建ての解体費用を少しでも抑えたい方のために、ポイントをご紹介します。
解体業者選び
解体費用を抑える最も大事なポイントは、最適な解体業者選びにあります。しかしながら、ただ見積の金額が安いという点だけで決めてはなりません。
適切に必要な作業がなされているかなど、しっかり解体業者の信頼性も考慮する必要があります。次項で詳細に解説しますが、主に下記のポイントで解体業者選びを行うと良いでしょう。
実績
会社概要や過去の施工事例を確認しましょう。
資格
解体工事業許可など、必要な資格・認可を取得している業者を選びましょう。
料金体系
解体業者によって、坪単価制、一式料金制、出来高払いなど、様々な料金体系があります。費用確認のベースである料金体系はしっかり確認しましょう。
見積もり方法
見積もりには、基本料金、付帯工事費、諸費用などが含まれていることを確認しましょう。金額だけを見て、見積にはない思わぬ高額な費用が追加発生する可能性などにもしっかり注意してください。
担当者との相性
担当者とのコミュニケーションがスムーズに取れる業者を選ぶことも重要です。なかなか人生で経験することない解体というイベントには、なによりも信頼が大事です。
満足できる解体工事を行うために、しっかりとコミュニケーションがとれる担当者が在籍する解体業者を見つけましょう。
解体工事の時期を選ぶ
解体期間の選択も解体費用に影響を与えるものです。一般的に、解体工事は冬場や年度末に混み合う傾向があります。
上記のような解体工事の繁忙期は、解体費用が高くなる傾向があるでしょう。なので、閑散期に解体を行うことで、費用を抑えられる可能性があります。
解体工事における、費用が最も高騰する繁忙期は、地方自治体、企業の決算月が集中する2〜3月です。この時期は人材が不足してしまう等の要因により、解体費用の金額が高騰する傾向があります。
解体費用を抑えるなら、出来る限りこの時期から離れる期間に工事を行うと良いでしょう。
自分でできることは自分で行う
自分でできることは自分で行うと、解体費用は抑えられることができます。例えば、家財道具や電化製品などの残置物処分や簡単な解体作業などを自分で行ってみると、解体費用を抑えることができるでしょう。
また、家具や電化製品などは、解体業者に売却を依頼すると追加料金が発生するものです。まだ使える家具や家電などをリサイクル業者に買い取ってもらうことで、費用を抑えられます。
リサイクルショップへの売却や自治体の粗大ごみ処理サービスを利用するなど、自分でできることは自分で行ってみると良いでしょう。
補助金や助成金の活用
解体工事にあたり、補助金や助成金などが適用される地域があります。解体費用を安く抑えるためには、こうした自治体の制度を利用することも念頭におきましょう。
補助金や助成金の多くは、木造建築の解体向けのものが多いです。しかしながら、地域によっては鉄筋コンクリート造3階建ての解体工事に適用できるものもあるかもしれません。
必ず事前に、自治体に確認してみてください。
上記が鉄筋コンクリート造3階建ての解体工事における、解体費用を安く抑えるポイントです。是非、みなさまもご認識のうえ、解体工事を進めるにあたって参考にしてみてください。
鉄筋コンクリート造3階建ての解体工事の流れと期間
鉄筋コンクリート造3階建ての解体工事の方法
鉄筋コンクリート造の建物を解体する方法には、主に以下のようなものがあります。解体工事にあたって、みなさまも方法を認識することでイメージができるのではないでしょうか。
コンクリートの圧砕工法は、大型のブレーカーやクラッシャーと呼ばれるを使用して、コンクリートを機械的に破砕していく方法です。 最も一般的な解体方法で、比較的コストを抑えることができます。
ワイヤーソーイング工法は、ダイヤモンドワイヤーを使用してコンクリートを切断していく方法です。騒音や振動が少なく、精密な解体が可能ですが、費用は圧砕工法より高くなります。
カッター工法は、ダイヤモンドブレードを使用して、コンクリートを切断していく方法です。騒音や振動が比較的少なく、周辺環境への影響を考慮できます。
解体工事の流れと期間
鉄筋コンクリート造3階建ての解体工事は、綿密な計画のもとで段階的に進められていきます。しかしながら、基本的な流れは通常の解体工事と変わりません。
まず、事前調査と準備工事から始まります。建物の状態やアスベストの存在を確認し、必要な許可申請を行うのです。
次に、建物内の残置物や解除電気・水道などの設備の決まった作業を行います。その後、建物の解体作業が始まるのです。
上層階から順番に解体していき、最後に基礎の撤去と整地作業を行います。廃材の分別や運搬も並行して行われるものです。
全体の工期としては、準備期間から完了まで早くて1か月かかりませんが、最大で2か月程度を見ておくと良いでしょう。余裕をもったスケジュール設定をおすすめします。
なお、工事期間中は近隣住民への配慮が肝心です。事前の挨拶や工事説明会の開催、定期的な経過報告など、良好な関係を守ることが重要になります。
また、これは解体業者が行うことですが、粉じんや騒音対策として散水や防音シートの設置なども適切に行う必要があります。長い工事期間となる鉄筋コンクリート造の解体では、近隣への配慮や安全管理が特に重要になってくるので、気を付けましょう。
一般的な作業時間は午前8時から午後5時までとなっていますが、地域によって異なる場合もあります。住宅密集地では近隣住民の生活リズムに合わせて、より短い作業時間に設定されることもあるでしょう。
また、解体現場の安全管理も重要なポイントです。 工事現場への部外者の立ち入りを防ぐため、仮囲いやフェンスの設置が必須となります。
さらに、夜間の防犯対策として、警備員の配置や照明の設置なども検討する必要があるでしょう。解体工事完了後は、跡地整地作業が行われます。
解体後の土地活用については、事前計画を立てておくことをおすすめします。
まとめ
以上、鉄筋コンクリート造3階建ての解体について、解説をさせていただきました。 鉄筋コンクリート造3階建ての解体工事はかなりの費用と時間のかかる工事になりますので、慎重に計画を立てて進めることが大切です。
業者選びから工事完了まで、さまざまな判断や決定が必要になりますが、この記事で紹介した情報を参考に、正しい選択をしていただければと思います。不安な点がある場合は、専門家に相談することをおすすめします。
最後に、東京都内や川崎市や横浜市での解体工事をご検討の方は是非、弊社サンライズにお問い合わせください。弊社は川崎市や横浜市において累計2,535件以上の解体工事の実績があります。
お客様からの信頼を第一に、みなさまにとって最善が尽くされた解体工事になるようサポートさせていただきます。
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