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木造解体の手順とは?施工主がみるべきポイントも解説

みなさん、こんにちは。神奈川県横浜市で解体業をしております、株式会社サンライズのブログ担当です。

いま住んでいる家を建て替えたい、長年空き家になっている実家をなんとかしたい。そんなとき、まず考えなければいけないのが「木造解体」です。

でも、いざ解体を進めようと思っても、手順や流れがわからず、どう動いていいか迷う方も多いのではないでしょうか。また、解体工事はただ建物を壊すだけではありません。

しっかりとした手続きや準備が必要ですし、費用面でも意外な落とし穴があります。後悔しないためには、事前に正しい知識を持つことがとても大切です。この記事では、木造解体の流れをわかりやすくまとめ、さらに費用の相場や、施主が押さえておくべきポイントまで徹底的に解説していきます。

これから解体を検討している方も、いつか必要になるかもしれない方も、ぜひ参考にしてください。

■この記事の対象はこんな方
これから解体工事を検討されている方

■この記事を読むことで分かること
木造解体の基礎知識
木造解体の手順
施工主が木造解体でするべき準備と事後対応

木造解体とは

木造解体とは、その名のとおり「木でつくられた建物を取り壊す工事」のことです。日本では古くから木造住宅が主流であり、全国にたくさんの木造建物が存在しています。

そのため、解体工事のなかでも木造解体はもっとも一般的な作業のひとつです。たとえば、築40年以上たった一戸建て住宅を新しく建て直す場合や、相続したけれど使う予定のない空き家を処分する場合などに、木造解体が必要となります。

最近では、空き家問題が社会的な課題となっていることもあり、木造解体のニーズはますます高まっています。ただし、木造解体とひとくちに言っても、その内容はさまざまです。

小さな平屋を壊すだけのケースもあれば、古い2階建て住宅に加えて、倉庫や車庫、塀までまとめて撤去するような大規模な工事もあります。建物の状態や立地条件によって、必要な手間やコストも大きく変わってくるため、しっかりと現地調査をしたうえでプランを立てることが重要です。

木造解体の特徴は、手作業が多いという点です。2000年に公布された建設リサイクル法により、分別解体が規定され重機など機械のみを利用して解体作業をすることが比較的難しくなりました。

理由としては、木造建築のみならず建物には多くの建築資材が使われていており、内装、外装、基礎などその1つ1つを分別して処分することが必要となったからです。解体から手作業の部分を多くすることにより、機械のみで解体を行ったときより産業廃棄物の分別がしやすくなります。

その結果、費用時間がかかり作業がなかなか進まないということが起こります。

手壊し解体については下記の記事をご覧ください。

手壊し解体詳しく解説|株式会社サンライズ 【公式】 【公式】 (sunrise-kaitai.com)

木造解体工事の手順

木造解体の流れと手順

木造解体の流れは、決して単純なものではありません。ここでは、一般的な一戸建て木造住宅を例に、具体的な手順を紹介していきます。

まず、工事にとりかかる前に必要なのが「近隣へのあいさつ」です。解体工事では、どうしても騒音やホコリ、振動が発生します。事前に挨拶まわりをしておくことで、工事中のトラブルを防ぐことができます。

一般的には、施工業者が同行してくれるケースが多いですが、自分自身でも丁寧な言葉をかけることが大切です。続いて、いよいよ現場作業に入ります。

まずは「内部の撤去」からスタートです。家のなかに残っている家具や家電、生活用品を取り除き、建物だけの状態にします。

不要なものは産業廃棄物として適切に処分されますが、まだ使える家財はリサイクルや譲渡を考えるのもよいでしょう。

内部が空になったら、「養生作業」を行います。養生とは、建物をシートやフェンスで囲み、ホコリや破片が周囲に飛び散るのを防ぐ作業です。

とくに住宅地では、隣家との距離が近いことが多いため、丁寧な養生が欠かせません。

次に行われるのが「建物本体の解体」です。屋根から順番に、重機や手作業で少しずつ壊していきます。

木材部分は切断して小さくまとめ、分別しながら搬出します。基礎がしっかりしている場合は、コンクリートを割るために専用の重機を使うこともあります。

建物を完全に取り壊したあとは、「基礎の撤去作業」に入ります。地面に埋まっているコンクリートや鉄筋を掘り起こし、きれいに取り除きます。

古い建物では、地中に不要な廃材やゴミが埋まっていることもあるため、これもきちんと処分しなければなりません。

最後に「整地作業」です。すべてのガラや残骸を片づけたあと、重機を使って土地をならし、きれいな更地にします。これでようやく、解体工事は完了となります。

横浜における木造解体の費用相場

一般的な2階建ての木造建築が更地になるまでおおよそ2週間かかります。横浜の解体費用平均相場は、坪単価が40,000~55,000円程です。

施工主が木造解体でするべき準備と事後対応

施工主として、木造解体工事にあたって準備しておくべきことはたくさんあります。まず、「建物滅失登記」の手続きが必要です。

これは、建物を取り壊したあとに法務局に届け出るもので、土地の登記簿から建物の記録を消す手続きになります。これを怠ると、税金や権利関係で思わぬトラブルになることがあるため、忘れずに行いましょう。

また、工事中は「騒音」や「振動」への配慮も欠かせません。業者任せにせず、自分自身でも近隣への気配りを忘れずに続けることが、円滑な工事進行につながります。

とくに、集合住宅や狭小住宅街では、少しの騒音でも大きな問題になりかねません。

さらに、解体後に土地活用を考えている場合は、次のステップを意識して準備しておくことが重要です。たとえば、建て替えのためにハウスメーカーや工務店と打ち合わせを進めたり、売却を視野に入れるなら不動産会社に相談しておいたりと、先手を打って動くことで、スムーズに次の行動へ移れます。

そして、事後対応で忘れてはならないのが、「産業廃棄物処理の完了報告」です。適切に処理されたことを示す書類を、施工業者から受け取りましょう。

これがないと、万が一、違法な廃棄が発覚した場合に責任を問われるリスクもあります。

木造解体を行うみなさまは、上記のような点に気を付けてください。

まとめ

木造解体は、ただ建物を壊すだけの作業ではありません。近隣への配慮、正しい手続き、しっかりした予算管理など、施工主が果たすべき役割は非常に大きいものです。

この記事を読んで、木造解体についての理解が深まり、あなた自身の行動に自信が持てるようになれば幸いです。解体は「終わり」ではなく、「新しいスタート」のための第一歩。

しっかりと情報を集めて、後悔のない選択をしてください。

神奈川県横浜市や川崎市、都内で解体工事を検討されている方は是非、弊社サンライズにご相談ください。弊社は全社員が近隣への丁寧なご挨拶や安心・安全を第一とした施工管理を徹底しており、「クレームのない解体業者」としてご評価をいただいております。

神奈川県横浜市と川崎市・東京都を中心に累計2,535件以上の家屋解体・解体工事の実績があります。周辺住民の方々にも気配りを忘れません。

一生に1回するかどうかの解体工事について、お悩みやご不安を抱えられている方々もいらっしゃるかと思います。株式会社サンライズはお客様に寄り添い、全力でサポートさせていただきます。

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