駐車場解体の費用と流れ【神奈川県横浜市・川崎市・東京都の解体】|株式会社サンライズ 【公式】

サンライズの
現場ブログ
BLOG

駐車場解体の費用と流れ【神奈川県横浜市・川崎市・東京都の解体】

近年、車両保有人口の減少などの駐車場需要の変化や、立体駐車場の修繕・メンテナンスコスト高騰などの理由により、所有する駐車場の解体を検討される方が増えています。

この記事では、神奈川県横浜市川崎市東京都で所有する駐車場の解体を検討されている方に向けて、駐車場の解体費用相場と解体工事の流れ、解体方法について詳しく解説します。

駐車場の種類

駐車場には大きく分けて3つのタイプがあります。

平面駐車場

平面駐車場は、地面に直接車を駐車する最もシンプルな形式の駐車場です。都市部や住宅地などに多く見られます。

平面駐車場の特徴は、その設置と維持が比較的簡単であること。平面駐車場の解体費用は、使用されている材料によって異なります。

アスファルトの場合、解体して除去する費用は比較的安価ですが、コンクリートの場合は費用が高くなります。これは、コンクリートの除去がアスファルトに比べて手間がかかるためです。一方、砂利の駐車場は最も低コストで解体が可能です。砂利を取り除くだけで済むため、重機や特殊な技術を必要としません。

自走式立体駐車場

自走式立体駐車場は、車両が自力で上下階を移動できる構造の駐車場です。複数の階層を持ち、都市部の限られた土地を有効活用するために多く設置されています。

このタイプの駐車場は、商業施設やマンションなどの大規模な建物に併設されることが一般的で、機械的なトラブルが少なく、メンテナンスが比較的簡単であることがメリットです。

自走式立体駐車場の解体費用は、構造と材料によって大きく異なります。鉄骨構造の場合、鉄材の解体とリサイクルが主な解体費用を決める要素となります。鉄骨の解体には専門的な技術と設備が必要なため、費用は高くなります。また、コンクリートを多く使用している場合には、除去にも費用がかかります。

機械式立体駐車場

機械式立体駐車場は、機械の力を借りて車両を上下に移動させる駐車場で、都市部でのスペース効率を最大限に活用するために設計されています。

機械式立体駐車場は、特に限られた敷地面積に多くの車両を収容できるため、高層ビルやオフィスビル、マンションに設置されることが多いです。操作が自動化されており、車両を効率的に収納・取り出しすることが可能です。

機械式立体駐車場の解体には、機械設備の稼働を停止させ、安全に解体作業を行うための手順を確立することが重要です。さらに、解体作業中の安全対策として、油漏れや電気事故を防ぐために油圧システムや電気設備の撤去は慎重に行う必要があります。

機械式立体駐車場の解体費用は、複雑な機械設備とその撤去に関する専門的な技術が必要となるため他の駐車場タイプに比べて高額になる傾向があります。

駐車場の解体費用相場

駐車場の解体費用は、種類をはじめ、使用されている材料、解体の方法によって大きく異なることを紹介しました。次に、平面駐車場と立体駐車場の解体費用の相場について詳しく解説します。

平面駐車場

アスファルトの場合

アスファルトの平面駐車場の解体費用は、1平方メートルあたり約3,000円から5,000円が相場です。この費用には、アスファルトの撤去、廃材の処理、そして整地作業が含まれます。

例えば、車1台分(約13平方メートル)では、約39,000~65,000円、車2台分(約26平方メートル)では約78,000~130,000円ほど。また、通路部分も舗装されている場合にはその面積分の撤去費用が加算されます。

なお、アスファルトの下地の状況によっては、追加の整地作業が必要になり追加費用が発生する場合があります。

コンクリートの場合

コンクリート舗装の平面駐車場の解体費用は、コンクリートの厚みや鉄筋の有無、解体方法(重機使用の有無)、解体する面積などによって大きく異なります。

コンクリートの厚さが10cm以上でひび割れ防止のための鉄筋またはワイヤーメッシュ(溶接金網)が入っている場合は、1平方メートル10,000円以上かかったというケースもありますが、一般的な解体費用相場は、1平方メートルあたり約5,000円から8,000円です。

車1台分(約13平方メートル)では、約65,000~100,000円、車2台分(約26平方メートル)では約130,000~210,000円ほどを見込んでおくのがよいでしょう。

砂利の場合

砂利の平面駐車場の解体は他の舗装材料に比べて容易なため、解体費用相場も1平方メートルあたり約2,000円から3,000円と比較的安価です。

砂利の撤去と整地で、車1台分(約13平方メートル)では、約30,000~40,000円、車2台分(約26平方メートル)では約60,000~80,000円ほどになります。

立体駐車場

一戸建住宅の駐車場としてよく使用されている鉄骨造の2段式駐車場の解体費用は60~100万円程度、3段式・4段式の100~300万円程度が解体相場となりますが、解体箇所の周辺環境や解体業者によっても費用が大きく異なります。

この他にも一戸建ての駐車場として車庫(ガレージ)カーポートがあります。車庫(ガレージ)カーポート解体をご検討の方はこちらの記事を参考にしてください。

駐車場の解体工事の流れ

駐車場の解体工事の流れは駐車場の規模や構造などにより多少の違いがありますが、解体業者が行う大まかな流れは以下の通りです。

工事の届出・申請

駐車場の解体工事を行う前に、適切な届出や申請を行います。

多くの自治体では、解体工事を行う際に事前の許可が必要で、特に一定規模以上の建物や構造物の解体には、建設リサイクル法に基づく届出が必要です。

近隣への挨拶

解体作業中は騒音や振動が発生し、近隣にお住まいの方に迷惑をかける可能性がありますので、解体工事を開始する前に、近隣にお住まいの方への挨拶と解体工事内容についての説明を行います。

解体作業が長期間にわたる場合や大規模な工事の場合は、定期的に進捗状況を報告するなど十分な配慮を行ったうえで解体工事を進めます。

引込配管、配線の撤去

まず最初に引込配管や配線の撤去作業を行います。駐車場には、電気や水道、ガスなどのライフラインが敷設されていることがありますので、工事中の事故を防ぐために、これらを適切に処理します。

具体的には専門業者が配管や配線を安全に切断し、撤去します。特に電気配線の取り扱いには注意が必要で、感電事故を防ぐために電源を確実に遮断します。また、水道やガスの配管についても、漏れがないように注意深く作業を進めます。

足場、養生シートの設置

次に、立体駐車場等の解体工事の場合には必要に応じて建物周囲に足場を設置し、解体する建物を養生シートで覆い、近隣への解体中の粉じんや破片の飛散防止対策を講じます。

駐車場の解体作業

準備が整ったら、いよいよ駐車場の解体作業をはじめます。解体作業は、駐車場の種類や構造によって異なりますが、基本的には重機を使用して行われます。

平面駐車場の場合は、舗装材の撤去から始まり、地面の整地作業が行われます。立体駐車場の場合は、上層階から順に解体が進められます。

廃材の分別、収集、搬出

解体作業が進む中で発生する廃材は、適切に分別し、収集・搬出します。廃材は、鉄骨やコンクリート、アスファルトなどはリサイクル可能な材料と、そうでない材料に分別し、リサイクル可能な廃材はリサイクル業者に引き渡します。

それ以外の廃材は、専用の処理場へ運ばれ、適切に処理します。特に有害物質を含む廃材については、法令に基づいた処理が必要ですので、廃材の搬出には、専用の車両を使用し、迅速かつ安全に行われます。

整地、地中の確認

解体作業が完了した後は、整地作業を行います。整地作業中に、地中に古い配管や基礎部分が残っていないか確認のうえ作業を進めます。

地中に埋没物がある場合は撤去・清掃を行い、土地を新しい用途に安全に使用する準備を整えます。

駐車場解体工事に用いる工法

コンクリートやアスファルトで舗装された駐車場の解体工事には、通常とは違う工法が使われます。以下に代表的な解体工法を紹介します。

はつり(斫り)工事

はつり(斫り)工事は、コンクリートやアスファルトを切る・削る・壊す・穴を開けるなどで削り取る作業です。手作業や小型の電動工具を使用して行われるため、重機を使用できない細かい部分の解体に適しています。特に、配管や配線が複雑に絡み合っている場合や、部分的な解体が必要な場合に有効です。

この工法のメリットは、作業範囲を細かく制御できる点です。必要な部分だけを正確に削り取ることができるため、他の部分に影響を与えずに解体作業を進めることが可能です。

IH式工法

IH式工法は、インダクションヒーティング(IH)技術を用いた解体工法です。この工法では、金属部分を電磁誘導によって加熱し、熱膨張を利用して解体を行います。特に、鉄骨構造の駐車場や金属製の部品が多い場合に適しています。

この工法の利点は、高い精度で解体作業を行える点です。電磁誘導による加熱は、特定の金属部分だけを効率的に加熱できるため、周囲の材料に影響を与えることなく作業が進められます。また、火花や高温ガスを発生させないため、安全性が高いことも特徴です。

IH式工法は、騒音や振動が少ないため、環境への影響が少ないという点でも優れています。特に、住宅地や商業地など、周囲に人が多い場所での解体作業に適しています。

クラッシャー(ワイヤーソー)工法

クラッシャー工法は、ワイヤーソーと呼ばれる切断装置を使用してコンクリートや金属を切断する工法です。ダイヤモンドワイヤーを用いて、対象物を正確に切断することができます。特に、大規模な構造物の解体や、精密な切断が必要な場合に使用されます。

この工法のメリットは、非常に高い精度で切断作業を行える点です。ダイヤモンドワイヤーを使用することで、硬いコンクリートや金属も効率的に切断できます。また、切断面が非常に滑らかであるため、後続の作業がスムーズに進むという利点もあります。

ウォールソー工法

ウォールソー工法は、壁や床のコンクリートを切断する際に使用される工法です。大きな円形のブレードを使用し、正確な切断が可能です。特に、建物の一部を解体する際や、開口部を作るための切断作業に適しています。

ウォールソー工法の利点は、切断面が非常に綺麗である点です。これにより、後続の作業が簡単になり、仕上がりの品質が高まります。また、ブレードの大きさを調整することで、さまざまな厚みのコンクリートに対応できることや、騒音や振動も比較的少ないことが特徴です。

ウォータージェット工法

ウォータージェット工法は、高圧水流を使用してコンクリートや金属を切断する工法です。特に、火気厳禁の場所や、粉塵を抑えたい場所での解体作業に適しています。この工法では、高圧水流によって材料を削り取るため、非常に高い精度で切断が可能です。

ウォータージェット工法の利点は、火花や粉塵が発生しないため、安全性が高い点です。また、冷却効果があるため、熱による材料の変形や損傷を防ぐことができます。この工法は、特に精密な作業や特殊な環境での解体作業に向いています。

圧砕工法

圧砕工法は、油圧機器を使用してコンクリートを圧砕する工法です。特に、コンクリート構造物の解体に適しており、重機を使用して大規模な解体作業を効率的に行うことができます。この工法では、コンクリートを細かく砕くため、廃材の処理が容易になります。

圧砕工法のメリットは、非常に強力な圧力をかけることで、硬いコンクリートも効率的に破砕できる点です。ただし、振動や騒音は比較的少ないですが、粉塵が大量に発生するので注意が必要です。

解体工事は神奈川県横浜市の解体屋 サンライズへご相談ください

近年増加している駐車場の解体ニーズにあわせて、駐車場の種類や解体費用の相場、解体工事の流れ、そしてさまざまな解体工法について詳しく説明しました。

解体工事は、単に構造物を撤去するだけでなく、環境への配慮や安全性の確保も求められます。近隣にお住まいの方への説明や協力を求めることで、スムーズに工事を進めることができます。また、廃材の適切な処理やリサイクルも重要です。

株式会社サンライズはお客様に寄り添った解体工事をご提供しております。神奈川県横浜市川崎市東京都で駐車場の解体をご検討の方は、ご相談・お見積りなどお気軽にご連絡ください。

フリーダイヤル(0120-330-270)ご相談・お見積りフォーム、またはLINEからでもご相談いただけます。

サンライズのスタッフSTAFF

横浜地域密着の解体工事・家屋解体のプロにお任せください。

解体工事や家屋解体に関するお悩みごとは、些細な事でも私たちにお気軽にご相談ください!

営業部 課長天野 健史

取締役平本 義一

工事部長藤田 素久

工事部山田 拓

現場取締稲垣 洋平

代表取締役社長酒井 一謹