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車庫(ガレージ・カーポート)の解体・撤去費用はどれぐらい?自分で解体と解体屋依頼のメリット・デメリットも紹介【神奈川県横浜市・川崎市・東京都の解体】
新しい建物を建てるための土地の確保、老朽化した車庫の安全性確保、駐車スペースの再配置など、車庫(ガレージ・カーポート)を解体・撤去する理由はさまざまですが、まず気になるのは費用ではないでしょうか。
車庫(ガレージ・カーポート)の解体・撤去費用は、車庫の種類や構造、広さ、アスベストの有無、廃棄物の量など、さまざまな要素によって決まります。そのため、具体的な費用を知るためには、車庫(ガレージ・カーポート)の現状や地域の相場を把握することが重要です。
本記事では、神奈川県横浜市で解体屋を営むサンライズが、神奈川県横浜市・川崎市・東京都で車庫(ガレージ・カーポート)の解体・撤去を検討されている方に向けて、解体・撤去体費用の目安をはじめ、解体作業の流れ、費用を抑えるために解体作業をDIYで行うべきか、解体屋に依頼するべきかについて、メリットとデメリットを紹介します。
目次
車庫(ガレージ・カーポート)解体・撤去の費用相場
車庫解体の費用は、車庫の種類や構造、広さ、地域の相場によって異なります。ここからは、具体的な車庫の種類ごとに解体費用の相場を紹介します。
カーポート
カーポートは、柱と屋根だけで構成される簡易な車庫の一種です。構造がシンプルなため、柱と屋根を取り外すだけと解体作業自体も短期間で済むことが多く、解体費用は比較的低く抑えられることが多いですが、サイズによって解体費用の相場が変わります。
サイズ | 解体・撤去費用の相場 |
車1台分 | 2万~3万円 |
車2台分 | 3万~5万円 |
車3台分 | 5万~7万円 |
上記解体費用に加えて、処分費用が約1万円ほどかかります。
なお、金属製の屋根や柱の場合は、リサイクル業者への引き取りを依頼することで処分費用を抑えることができます。また、カーポートの設置場所によっては、周囲の建物や道路に影響を与えないよう、解体作業中の養生が必要になります。
カーポートの解体費用には、解体作業だけでなく、廃材の処理費用も含まれます。金属製の廃材は重量があるため、運搬費用が高くなることがありますが、約1万円ほどが目安です。
なお、金属製の屋根や柱の場合は、リサイクル業者への引き取りを依頼することで処分費用を抑えることもできますので、解体の際はリサイクル業者への見積もりもあわせて行うのがよいでしょう。
カスケードガレージ
カスケードガレージは、雪の多い地域で見られるシャッター付きの車庫です。鉄骨やコンクリートを使用しており頑丈な構造になっているため、解体費用はカーポートに比べて高くなります。
サイズ | 解体・撤去費用の相場 |
車1台分 | 15万~20万円 |
車2台分 | 20万~30万円 |
車3台分 | 25万~35万円 |
解体には重機を使用することが多く、そのための費用も見積もりに含まれます。特に、鉄骨を切断する作業や、コンクリートを破砕する作業には専門的な技術と機材が必要です。
カスケードガレージの解体作業では、まず屋根と壁を取り除く作業から始まります。鉄骨やコンクリートの構造は頑丈であるため、重機を使用することがほとんどです。
特に、鉄骨の切断には専門的な技術と機材が必要となるだけでなく、コンクリートの破砕作業も大掛かりなものとなるため、解体費用が高額になりがちです。
掘り込み車庫や地下車庫
掘り込み車庫や地下車庫は、地下に設置されているため、解体作業には専門的な重機や工具が必要になるのはもちろんのこと、地下部分の埋め戻し作業や、排水処理、コンクリート、ブロック、鉄筋など廃材処理も必要となるため、カーポートやカスケードガレージと比較すると費用が高くなります。
掘り込み車庫や地下車庫の解体費用は、一般的に1坪あたり7万円~10万円が相場ですが、地下水の多い地域や地下部分の構造が複雑な場合など、費用が増える場合があります。事前に適切な調査と解体屋との十分な打ち合わせを行い、安全かつ効率的な解体作業を進めましょう。
次に、車庫解体の費用がどのように決まるのか、具体的な要因について見ていきましょう。
車庫解体の費用はどこで決まる?
車庫解体の費用は、様々な要因によって決まります。ここでは、主な要因として車庫の構造、広さ、アスベストの有無、廃棄物の量について詳しく解説します。
車庫の構造
木造の場合、解体作業に重機があまり必要なく、手作業での分解が多いため、費用が低く抑えられることが多いです。また、木材の処理費用も比較的安価です。しかし、解体する際にはシロアリ被害や腐食の状態も考慮する必要があります。
一方、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の車庫は、構造が頑丈であるため、解体作業が複雑で専門的な機材と技術が必要となり、費用もその分高くなる傾向にあります。
特に鉄筋コンクリート造の車庫は、解体の難易度に加えて、コンクリートの破砕作業が大掛かりなものになります。解体作業中に発生する粉じんや騒音にも配慮し、近隣住民への影響を最小限に抑えるための準備費用が必要となります。
広さ・駐車できる台数
前述の車庫の種類別の解体費用相場でも台数による金額の違いについて紹介しましたが、車庫の広さや駐車できる台数で、解体費用が変わります。
大きな車庫や複数台の車を収容できる車庫は、解体作業が広範囲にわたるため、費用が増加します。また、広い車庫では廃棄物の量も増えるため、廃棄物処理費用も加算されます。
広さが増すと解体作業にも時間がかかるため、人件費も増加します。さらに、解体現場が広い場合、重機の移動や作業範囲の確保が必要となり、そのための費用も追加されることがあります。
また、駐車できる台数が多い車庫の場合、駐車スペースや付随する設備(例えばシャッターや車止めなど)の解体費用も考慮する必要があります。
広い車庫を解体する際には、事前に解体屋から詳細な見積もりを取り、各項目の費用を明確にし、全体の作業内容を確認することが大切です。
アスベストの使用有無
アスベストが使用されている車庫の解体は、特別な処理が必要となり、その分費用が増加します。
アスベストは人体に有害な物質であり、取り扱いには厳しい規制があります。アスベストの除去は石綿作業主任者資格を持っていないと対応できませんので、事前調査でアスベストの含有を確認し、適切な対応を行うことが重要です。
また、アスベストを含む廃棄物は特別な処理施設で処分されるため、その運搬費用も含めて見積もりが行われます。アスベストを含む廃棄物の処理費用は、その廃棄物のアスベストレベルによって異なります。
通常は解体費用に加えて5千円程度ですが、廃棄物に含まれるアスベストレベルが高いと5万円~10万円程度かかる場合もあります。
処理する廃棄物の量
廃棄物の量が多い場合、それを運搬し処分する費用が増加します。特に、コンクリートや鉄骨などの重量物やリサイクルが難しい素材や有害物質を含む廃棄物は、追加費用が発生する要因となります。
廃棄物の処理費用を抑えようと廃棄物処理を適切に行わない解体屋を選んでしまった場合、後々のトラブルの原因となる可能性がありますので、廃棄物を適切に処理できる産業廃棄物収集運搬業許可番号を持った解体屋を選び、廃棄物の処理の行方をしっかりと管理するようにしましょう。
なお、廃棄物のリサイクル可能な素材は、リサイクル業者に引き渡すことで処分費用を削減できる場合があります。事前に廃棄物のリサイクルについての可能性についても確認し、適切な処理を行うようにしましょう。
これらの要因を考慮し、車庫解体の費用を正確に見積もることが重要です。
車庫を解体する流れ
車庫の解体は、いくつかのステップを経て進められます。ここで紹介するのは、解体屋が行う車庫の解体作業の一般的な流れです。
不用品の運び出しと養生
車庫を解体する前に、まず内部にある不用品を運び出します。この作業は、自分で行うこともできますが、解体屋に依頼することも可能です。
自分で行う場合、不要な物品を廃棄するための手配や、リサイクル可能な物品の分別を行いましょう。解体屋に依頼する場合は、不要品の運搬や処分も含めて見積もりに加えてもらうよう依頼するのがよいでしょう。
不用品の運び出しが完了したら、解体作業中に周囲の建物や道路に影響が出ないように養生を行います。
養生は、解体作業中に発生する飛散物や粉じんを防ぐための措置。養生には、保護シートやネットを使用し、周囲の建物や道路に影響を与えないようにします。
こちらとあわせて、鉄筋コンクリート造の車庫解体などで騒音が発生する場合は特にですが、近隣にお住まいの方への配慮として、解体作業をはじめる前に挨拶や説明を行います。
屋根や内装部分の撤去
不用品の運び出しと養生が完了したら、次に屋根や内装部分の撤去を行います。
木造車庫の場合は、屋根材や内装材を取り外す作業が中心となります。屋根材は、釘やボルトで固定されているため、これらを取り外す作業が必要です。
内装材も同様に、固定された部分を丁寧に取り外します。特に、古い木材にはシロアリ被害や腐食がある場合があるため、取り扱いには注意が必要です。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造の車庫では、重機を使用して屋根や壁の撤去を行います。鉄骨の切断やコンクリートの破砕作業は、特別な機材と技術が必要です。また、作業中に発生する騒音や振動にも注意し、近隣にお住まいの方への影響を最小限に抑える対策を行います。
重機を使った解体
屋根や内装部分の撤去が完了したら、次に重機を使った解体作業に移ります。
重機を使用することで、大規模な解体作業を効率的に行うことができます。重機の種類や使用方法は、車庫の構造や材質に応じて異なりますが、木造車庫の場合は、バックホーやショベルカーを使用して、木材を破壊しながら解体を進め、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の車庫では、鉄骨の切断やコンクリートの破砕を行います。
屋根や内装部分の撤去作業と同様、解体作業中には、周囲の建物や道路に影響を与えないように、適切な作業計画を立て、解体作業中に発生する粉じんや騒音、振動に対する対策を行ったうえで解体作業を進めます。
埋め戻し作業
重機を使った解体作業が完了した後、地下部分の埋め戻し作業を行います。地下車庫や掘り込み車庫の場合、地下部分の解体作業が終了したら、地盤を整えるために埋め戻し作業が必要となります。
埋め戻し作業は、地下部分の解体後に行う重要な工程です。適切な土砂を使用して地盤を整えることで、将来的な地盤沈下を防ぐことができます。また、地下水の影響を受けやすい地域では、排水処理のための設備を設置する場合もあります。
埋め戻し作業を適切に行うことで、解体後の土地が安全に使用できる状態になります。特に、建物の建設や駐車場の整備を予定している場合は、地盤の安定性が重要です。
埋め戻し作業を行う際には、解体屋との打ち合わせを十分に行い、適切な土砂の使用や排水処理の計画を確認するようにしましょう。
埋め戻し作業が完了したら、最終的な清掃と仕上げを行い、解体作業が完了となります。
ゴミ処理と清掃
解体作業が完了したら、最後に解体作業中に発生した廃棄物やゴミを適切に処理し、解体現場の清掃を行います。
ゴミ処理は、リサイクル可能な素材と廃棄物を分別し、適切な処理施設に運搬します。廃棄物の分別とリサイクルを徹底することで、環境への負荷を最小限に抑えることができます。特に、鉄骨やコンクリートなどのリサイクル可能な素材は、適切に処理することで資源の有効活用につながります。
また、解体現場の清掃は、施主だけでなく近隣にお住まいの方への配慮としても特に大切な作業ですので、解体屋が責任を持って行います。
車庫解体はDIYと解体屋に依頼するのとどちらが正解?
前項で解体屋が行う車庫解体の流れを紹介しましたが、車庫解体は車庫の種類によってはDIYで行うこともできます。
ただし、DIYで行う場合と解体屋に依頼する場合のどちらにもメリット・デメリットがありますので、どちらが最適か判断するための情報を紹介します。
自分で車庫の解体作業をするメリット・デメリット
DIYで解体作業を行うメリットは、全体の解体費用を抑えられる点にあります。
解体屋に依頼する場合、費用だけを見ると高額になることが多いため、自分で作業を行うことでコストを削減できます。また、自分のペースで作業を進めることができるため、時間に余裕がある場合はメリットとなります。
一方で、DIYで解体作業を行うデメリットもあります。まず、専門的な技術や機材が必要な場合、適切な対応が難しいことがあります。特に、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の車庫の解体は、高度な技術と安全管理が求められます。
また、解体作業中の安全対策が不十分だと、事故や怪我のリスクが高まるだけでなく、十分な飛散物や粉じん、騒音への対策ができず近隣にお住まいの方にご迷惑をおかけしてしまう可能性も。
さらに、廃棄物の処理やリサイクルの手続きも自分で行う必要がありますので、その手間と費用がかかります。
解体屋に車庫解体を依頼するメリット・デメリット
解体屋に解体作業を依頼するメリットは、専門的な技術と経験を持った作業員に依頼できる安心感です。
解体屋は適切な機材と技術を持っており、安全かつ効率的に解体作業を進めることができます。また、解体作業中の安全対策や廃棄物の処理も業者が責任を持って行うため、安心して任せいただけます。
さらに、株式会社サンライズなら、神奈川県横浜市・川崎市・東京都における法規制や条例に従って作業を行うため、適切な手続きを踏んだ解体を保証いたします。
デメリットとしては、DIYに比べると解体費用が高くなる点があります。株式会社サンライズをはじめ神奈川県・東京都の解体屋に依頼する場合すべてに共通ですが、また、解体屋とのスケジュール調整が必要であり、自分の希望するタイミングで作業が進まない場合があります。
安全や廃棄物処理の手間をふまえると解体屋への依頼がおすすめ
総合的に考えると、安全性や廃棄物処理の手間を考慮すると、解体費用は高くなりますが、解体屋に依頼することがおすすめです。
特に、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の車庫の解体は、専門的な技術と機材が必要であり、DIYでの対応は難しいことが多いです。また、安全対策が徹底されている業者に依頼することで、解体作業中の事故や怪我のリスクを最小限に抑えることができます。
さらに、解体屋は廃棄物処理やリサイクルの手続きも代行して行うため、自分で手続きを行う手間を省くことができます。解体屋に依頼することで、解体作業がスムーズに進み、時間や労力を節約することができます。
簡易的な車庫であったり、ご自身で車庫解体をされた経験がある方は、費用を含めてDIYにかかる費用を計算し、神奈川県横浜市の解体屋 サンライズの見積もりと比較してみるのもよいかと思います。
しかしながら、費用を抑えようと思うあまり、DIYで車庫を解体し怪我をしてしまったり、近隣にお住まいの方とトラブルになってしまったりしては本末転倒です。安全対策など、費用では見えにくい部分も考慮して選択するのがよいでしょう。
解体工事は神奈川県横浜市の解体屋 サンライズへご相談ください
車庫(ガレージ・カーポート)解体・撤去の費用や流れについて、具体的な情報を紹介しました。車庫解体の費用は、車庫の種類や構造、広さ、アスベストの有無、廃棄物の量など、様々な要因によって決まります。
また、解体作業は複数のステップを経て進められ、それぞれのステップで安全対策や廃棄物処理が重要です。DIYと解体屋依頼のメリット・デメリットを比較し、ご自身に最適な方法を選ぶことが大切です。
株式会社サンライズはお客様に寄り添った解体工事をご提供しておりますので、神奈川県横浜市・川崎市・東京都で解体をご検討の方は、ご相談・お見積りなどお気軽にご連絡ください。
フリーダイヤル(0120-330-270)、ご相談・お見積りフォーム、またはLINEからでもご相談いただけます。
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