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内装解体工事とは?東京や横浜、川崎の費用相場や安くするコツも解説

みなさん、こんにちは。神奈川県横浜市で解体業をしております、株式会社サンライズのブログ担当です。今回は、内装解体工事についてご紹介いたします。
「そろそろ部屋の雰囲気をガラリと変えたいけど、どこから手をつければいいか分からない…」「古くなった壁紙や床を張り替えたいけど、内装解体ってどこに頼めばいいんだろう?」
しかし、いざ内装解体をするとなると、
- 「費用はどれくらいかかるんだろう?」
- 「内装解体の業者ってどうやって選べばいいの?」
- 「内装解体工事の流れってどんな感じ?」
など、様々な疑問が浮かんでくるのではないでしょうか?
そんな悩みをお持ちのあなたへ。この記事では、内装解体をお考えの方に向けて、内装解体の基礎知識から費用相場、解体業者選びのポイントまで分かりやすくご紹介します。内装解体とは部屋の内部を解体すること。壁紙や床材を剥がしたり、間仕切り壁を撤去したりと、リフォームやリノベーションの第一歩となる重要な工程です。
この記事を読めば、そんな疑問が解消され、安心して内装解体に臨めるようになります。内装解体について詳しく知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
■この記事の対象はこんな方
内装解体工事を検討されている方
■この記事を読むことで分かること
内装解体工事の基礎知識
地域別の内装解体工事の費用相場(東京、横浜、川崎)
内装解体工事の流れ
内装解体工事の費用を安く抑えるコツ
この記事がみなさまにとって役立つことを願っております。是非、参考にしてみてください。
目次
内装解体工事とは

「内装解体工事」とは、原状回復工事のために建物の内装部分の解体作業と撤去作業をする工事です。 壁や天井など建物の構造物を除いた内装のみを解体する工事のことをいいます。
全ての内装を解体するだけではなく、間仕切りの一枚を部分的に撤去する場合も内装解体工事になります。そして、内装解体には、「スケルトン工事」と「原状回復工事」の2種類があるのです。
スケルトン工事とは
スケルトン工事とは退去時に天井や床、壁、配管、配線といった全ての内装設備を全て解体して入居時の状態に戻すことを言います。建物の内部を構造体だけの状態にする工事です。
具体的には、内装材、設備、配管などをすべて撤去し、コンクリートや鉄骨がむき出しの状態にします。
スケルトン工事の目的
スケルトン工事は、主に以下のような目的で行われます。
大規模なリノベーション
間取りを大幅に変更したり、設備をすべて新しいものに入れ替えたりする場合に、スケルトン工事が行われます。
テナントの原状回復
テナント契約が終了した際、入居時の状態に戻すためにスケルトン工事が必要となる場合があります。
建物の耐震性向上
古い建物の耐震性を向上させるために、スケルトン工事と同時に耐震補強工事が行われることがあります。
建物の用途変更
オフィスビルを商業施設にしたり、古い住宅を店舗にしたりするなど、建物の用途を変更する場合にスケルトン工事が行われます。
スケルトン工事の内容
スケルトン工事では、一般的に以下の作業が行われます。
内装材の撤去
壁紙、床材、天井材などを撤去します。
設備の撤去
キッチン、トイレ、バスルームなどの設備を撤去します。
配管、配線の撤去
給排水管、ガス管、電気配線などを撤去します。
間仕切り壁の撤去
部屋を仕切る壁を撤去し、広い空間にします。
不要な構造物の撤去
場合によっては、不要な柱や梁などを撤去することもあります。
清掃、廃材処理
撤去作業で出た廃材を処理し、現場を清掃します。
スケルトン工事は、建物を根本から生まれ変わらせるための大規模な工事です。目的や注意点をしっかりと理解した上で、慎重に検討することが大切になります。
原状回復工事とは
原状回復工事とは借主が物件から退去する際に、物件を退去時の状態に戻すことを言います。オフィスや店舗、賃貸住宅などを借りた場合、契約終了時には原状回復義務が発生することが一般的です。
原状回復工事の内容
原状回復工事の主な目的は、賃貸物件を次の借り手に貸し出せる状態に戻すことです。そのため、単に壊れた箇所を修理するだけでなく、以下のような作業が原状回復工事の内容に含まれます。
造作物の撤去
入居者が独自に設置した間仕切り、棚、カウンターなどを撤去します。
設備の撤去
エアコン、照明器具、給湯器など、入居者が設置した設備を撤去します。
内装の修繕
壁紙の張り替え、床材の修復、クロスの補修など、内装の損傷箇所を修繕します。
清掃
室内全体の清掃を行い、ゴミや汚れを徹底的に除去します。
原状回復工事の範囲
原状回復の範囲は、契約書の内容や物件の状態によって異なります。通常、経年劣化による損耗は貸主の負担となりますが、入居者の過失や故意による損傷は、入居者の負担となることが多いです。
国土交通省が公表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、原状回復の費用負担について、一般的な基準が示されています。しかし、個別の契約内容や状況によって解釈が異なる場合もあるため、契約書をよく確認し、不明な点は貸主や不動産業者に確認することが重要です。
原状回復工事は、退去時のトラブルを避けるために、慎重に進める必要があります。契約内容をよく理解し、貸主と十分にコミュニケーションを取りながら、適切な工事を行いましょう。
内装解体工事の費用相場

内装解体の費用は、解体する範囲や内容、建物の構造、廃材の量などによって大きく異なります。したがって相場感を算出するのは非常に難しいです。
単価は、解体する内容や建物の構造によって異なり、1坪あたり10,000円~100,000円程度が相場です。
東京の費用相場
東京は、物価や人件費が高いため、他の地域に比べて内装解体の費用相場も高くなる傾向が一般的な見方です。ざっくりとみて1坪あたり3万円~10万円程度かかるのではないでしょうか。
横浜の費用相場
横浜は、東京に次いで物価や人件費が高い地域ですが、東京ほどではないとみるのが一般的でしょう。ざっくりとみて1坪あたり3万円~9万円程度かかるのではないかと思われます。
川崎の費用相場
川崎は、東京や横浜に比べて物価や人件費が比較的安い地域です。概ね1坪あたり2万円~9万円程度かかるのではないでしょうか。
あくまで上記は一般的な相場感になります。正確な金額は東京都内や横浜、川崎でも地域や物件によりますので、複数の業者に確認をしてみてると良いでしょう。
内装解体工事の流れ

内装解体工事は、一般的に以下の流れで行われます。
借主との入念な打ち合わせ
内装解体工事にするのかスケルトン工事にするのかなども含め、打ち合わせは欠かせない大事な作業です。貸主・借主が話し合い、両者が納得できるような工事の進め方を決めます。
解体業者の選定や工事の条件、何か残すものはあるかなど、後でトラブルにならないように細かく決めることが重要です。両者の間で合意が得られたら、今度は解体業者を呼び、改めて打ち合わせを行います。
またこの打ち合わせ時に決定したことは、しっかり文書で残しておくことが大切です。工事が始まってから不要なトラブルが起きるのを避けるため、取り決め内容を明確にしておきましょう。
解体業者による現地調査、近隣調査
打ち合わせを終えたら、業者による現地調査が行われます。事前に調査をしておかないと、いざ作業が始まったときに追加で費用がかかる恐れがあるのです。
くわえて近隣調査もしておくことで、隣接する住居や店舗へも配慮できます。現地の調査と近隣への調査は必ずセットでやってもらうよう頼みましょう。
なかには調査なしで工事を開始する業者もあるようです。あえてそうすることで追加料金を取る悪質業者もいるので、事前確認を忘れないようにしましょう。
近隣の住人や店舗への挨拶
工事中には騒音や振動が伴います。近くの住人や店舗へあらかじめ挨拶をしておくことも重要です。工事の全体的なスケジュールも最初に伝えておくことで、言われた側も「この日は洗濯物を外に干さないでおこう」など対策を取れます。
業者側でも近隣への挨拶をしてくれるのが一般的ですので、そのタイミングに同行して挨拶回りをすると、挨拶される側も一度で済むため印象が良いでしょう。もちろん別々で行っても失礼というわけではないため、都合が合わなければ自分がまず先に行って挨拶を済ませても大丈夫です。
その場合、挨拶は工事が始まる1週間前あたりに行うと早すぎず遅すぎず、ちょうど良いタイミングになります。
残留物の撤去とライフラインの停止
店舗に残していた不用品がある場合、工事前に撤去しておきましょう。余計な残留物があれば、その処理で工事が長くなる恐れがあるためです。
またライフラインも作業前に停止させておく必要があります。ライフラインとは、電気や水道、ガスなどのことです。停止のための手続きで費用が発生することは、基本的にありません。
しかし浄化槽の汲み取りには費用が発生しますので注意しましょう。ライフライン停止の際は、内装解体工事を行う旨を伝えておき、2週間前までに連絡すればスムーズに進められます。
上記の項目を終え、内装解体工事開始になります。
養生作業
解体工事において、養生は非常に重要な工程です。解体作業中に発生する粉塵や破片、振動などから、残置物や周辺環境を守るために行われます。
具体的には、以下のような養生が行われます。
床養生
床に傷や汚れが付かないように、ベニヤ板や養生シートで覆う作業です。特に、フローリングや畳などの傷つきやすい床材は、厚手の養生材で保護します。
壁養生
壁に傷や汚れが付かないように、養生シートやマスキングテープで覆います。また、解体する壁と残す壁を明確に区別するために、養生テープで印を付けることもあるでしょう。
窓養生
窓ガラスが割れないように、ベニヤ板や養生シートで覆います。また、粉塵の侵入を防ぐために、窓枠の隙間をマスキングテープで塞ぐこともあるでしょう。
家具養生
家具に傷や汚れが付かないように、養生シートや布で覆います。特に、高級家具や精密機器は、専用のカバーで保護することもあるでしょう。
共用部養生
マンションなどの場合は、共用部(廊下、階段、エレベーターなど)にも養生を行います。これは、他の居住者に迷惑をかけないための配慮です。
養生は、解体工事の安全性を確保し、トラブルを未然に防ぐために欠かせない作業です。
内装解体工事
内装解体工事では、様々な工具や重機を使用して、内装材を撤去していきます。
手作業による解体
壁や天井のクロス剥がし、床材の撤去など、比較的軽微な解体は、手作業で行われます。バール、ハンマー、スクレーパーなどの工具を使用する作業です。
電動工具による解体
電動工具を使用することで、より効率的に解体作業を進めることができるでしょう。電動ハンマー、電動ノコギリ、電動ドライバーなどを使用します。
重機による解体
大規模な解体や、コンクリート壁の撤去など、人力では難しい作業は、重機を使用します。小型のユンボやブレーカーなどが一般的です。
解体作業中は、騒音や振動、粉塵が発生します。そのため、作業時間や作業方法を工夫し、周辺環境への影響を最小限に抑えるよう配慮しましょう。
廃材処理
解体工事で発生した廃材は、種類ごとに分別し、適切な方法で処理されます。
産業廃棄物
建設廃材は、産業廃棄物として処理します。産業廃棄物処理法に基づき、許可を受けた業者に委託して処理するのです。
リサイクル
木材、金属、ガラスなど、リサイクル可能な廃材は、分別してリサイクル業者に引き取ってもらいます。
処分場への搬入
処理できない廃材は、最終処分場へ搬入されます。
廃材処理は、環境問題への配慮と、資源の有効活用という観点から、非常に重要な工程です。
清掃
解体工事が完了したら、現場を丁寧に清掃します。
粗掃き
ほうきや掃除機を使って、大きなゴミや塵埃を取り除きます。
拭き掃除
雑巾やモップを使って、床や壁などの汚れを拭き取ります。
水洗い
場合によっては、水を使って洗浄することもあります。
清掃は、次の工程(リフォーム工事など)をスムーズに進めるために、そして、施主に気持ちよく引き渡すために、欠かせない作業です。
確認・引き渡し
すべての工事が完了したら、施主による確認が行われます。
工事内容の確認
契約内容通りに工事が行われているか、図面と照らし合わせて確認します。
仕上がり具合の確認
傷や汚れがないか、丁寧に確認します。
設備の動作確認
電気、水道、ガスなどの設備が正常に動作するか確認します。
施主が工事内容に納得したら、引き渡しとなります。引き渡し後、万が一不具合が見つかった場合は、速やかに対応してもらえるよう、業者との連絡体制を確認しておくことが大切です。
内装解体工事の費用を安くするコツ

内装解体の費用は、工事の規模や内容、建物の構造、廃材の量などによって大きく左右されます。しかし、いくつかの工夫をすることで、費用を節約できる可能性があるでしょう。
複数の業者から見積もりを取る
内装解体業者によって、料金設定やサービス内容が異なります。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、より安い業者を見つけることができるでしょう。
相見積もりは、少なくとも3社以上から取ると良いです。見積もりを依頼する際には、解体する範囲や内容、建物の構造、廃材の量などを正確に伝えることが重要になります。
また、見積もり内容に不明な点があれば、遠慮なく質問し、納得した上で契約を結びましょう。
解体範囲を最小限にする
解体する範囲を最小限にすることで、費用を抑えることができます。例えば、壁紙のみを張り替える場合は、床や天井はそのまま残すことができるでしょう。
また、間仕切り壁を撤去する場合は、一部だけを残すことも可能です。解体範囲を減らすことで、廃材の量も減り、廃材処理費用も削減できます。
廃材の分別を自分でする
廃材の分別を自分ですることで、廃材処理費用を削減できる場合があります。解体業者によっては、廃材の分別作業を依頼すると、別途費用が発生することがあるでしょう。
分別する際には、木材、金属、プラスチック、ガラスなど、種類ごとに分けておく必要があります。また、危険物(アスベストなど)が含まれている場合は、専門業者への処理依頼が必須です。
不用品を自分で処分する
不用品を自分で処分することで、運搬費を削減することができます。解体業者に不用品の処分を依頼すると、運搬費や処分費が発生するでしょう。
不用品を処分する方法としては、自治体の粗大ゴミ回収、リサイクルショップへの売却、フリーマーケットなどがあります。不用品の量や種類に応じて、適切な方法を選びましょう。
解体工事の時期を調整する
解体工事の繁忙期(1月~4月、9月~10月)を避けて工事を依頼することで、費用を抑えられる場合があります。繁忙期は、引っ越しシーズンや年度末と重なり、解体業者の予約が取りにくくなるため、料金が高くなる傾向があるのです。
もし、解体工事の時期に余裕がある場合は、繁忙期を避けて依頼することで、費用交渉がしやすくなる可能性があります。
助成金制度の活用
自治体によっては、住宅のリフォームやリノベーションに対して、助成金制度を設けている場合があります。助成金制度を利用することで、解体費用の一部を補助してもらえる可能性があるでしょう。
助成金制度の内容は、自治体によって異なります。利用条件や申請方法などを事前に確認してください。
これらの方法を組み合わせることで、内装解体の費用を効果的に節約できる可能性があります。内装解体において費用を抑えることも大切ですが、信頼できる業者を選び、安全かつ丁寧な工事を依頼することも重要です。
まとめ

みなさま、いかがでしたでしょうか?この記事では、内装解体について、その基礎知識から費用相場、費用を安くするコツまで詳しく解説してきました。
内装解体は、単に部屋を壊すだけでなく、新しい空間を創造するための第一歩です。スケルトン工事のように建物を骨組みだけの状態に戻したり、原状回復工事のように賃貸物件を元の状態に戻したりと、様々な目的で行われます。
費用相場は、解体範囲や建物の構造、地域によって異なりますが、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、より安く、より信頼できる業者を見つけることができます。また、解体範囲を最小限にしたり、廃材の分別を自分でするなど、工夫次第で費用を節約することも可能です。
内装解体をお考えの際は、この記事を参考にして、ご自身のニーズに合った業者を選んでください。みなさまの内装解体が、満足できる工事になることを祈っております。
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