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解体工事における騒音対策 (神奈川県横浜市解体ブログ)

みなさん、こんにちは。神奈川県横浜市で解体業をしております、株式会社サンライズのブログ担当です。

特に都市部では、老朽化した建物の建て替えや、再開発に伴う大規模な解体工事が頻繁に行われています。しかし、これらの解体工事は、周辺住民にとって大きな悩みの種となることがあるのです。

その原因の一つが、騒音と振動です。解体工事は、ドリルやハンマーなど様々な工具を使用するため、どうしても大きな騒音と振動が発生します。

この騒音と振動は、近隣住民の睡眠を妨げたり、健康に悪影響を与えたりするだけでなく、建物の構造に損傷を与える可能性もあります。また、長期間にわたる騒音は、精神的なストレスを引き起こし、地域住民間のトラブルに発展するケースも少なくありません。

本記事では、解体工事における騒音と振動の問題に焦点を当て、その原因や影響、そして具体的な対策について解説します。騒音規制法や振動規制法といった関連法規についても詳しく解説し、解体工事に関わる全ての人にとって役立つ情報を提供できればと思っておりますので、参考にしてください。

■この記事の対象はこんな方
解体工事を検討されている方

■この記事を読むことで分かること
騒音・振動に関する法律
解体工事における騒音・振動の基準値
解体工事における騒音・振動対策

環境省が定めた騒音・振動に関する法律

解体工事は、私たちの生活空間を大きく変える一方で、騒音や振動といった問題を引き起こす可能性があります。騒音や振動は、近隣住民の生活環境を悪化させ、健康に悪影響を及ぼすこともあるのです。

そこで、国はこれらの問題に対処するため、様々な法律を定めています。

騒音規制法

騒音規制法は、工場や事業場、建設作業などから発生する騒音を規制する法律です。解体工事もこの法律の対象となり、騒音の大きさに制限が設けられています。

例えば、住宅地などでは、昼間は85デシベル、夜間は75デシベルを超える騒音を出すことが原則禁止されています。

振動規制法

振動規制法は、建設工事などによって発生する振動を規制する法律です。解体工事で使用する重機などは、振動源となるため、この法律にも注意が必要になります。

振動の大きさも、騒音と同様に規制されており、周辺の建物や構造物への影響を防止することが目的です。

これらの法律は、地域住民の生活環境を守るために非常に重要な役割を果たしています。しかし、法律の規定は地域や状況によって異なるため、具体的な数値や規制内容については、事前に各自治体へ確認することが大切です。

解体工事における「騒音・振動」の基準

前項では解体工事における騒音や振動に関する法規制について、解説させていただきました。しかしながら、解体工事において、騒音の大きさや発生する時間帯、どれくらいの振動が規制法の対象となるのかをさらに詳しく知りたいところですよね。

そこで、それぞれの基準を見ていきましょう。この基準値は同じ時間でも、実は曜日によって違いがあります。

まず、騒音の基準値は85デシベル()です。一般的に音の大きさが90デシベル以上だと会話が成り立たないとされていて、人がうるさいと感じるのは70デシベル以上だといわれています。

音の大きさの例

ジェット機のエンジン音120㏈>聴力機能に障害が起こるレベル
地下鉄の構内100㏈>きわめてうるさいレベル
直近の犬の鳴き声90㏈>きわめてうるさいレベル
直近のセミの鳴き声70㏈>うるさいレベル
家庭用エアコンの室外機50㏈>普通レベル
図書館内40㏈>静かレベル

騒音規制法では、人がきわめてうるさいと感じる一歩手前のレベルを基準としていることになります。また、振動の基準値は75デシベルです。

併せて、解体工事では夜7時から朝7時までの夜間は基本的に作業禁止となっています。最大作業時間は10時間で、連続して6日を超えての作業はできません

ただし騒音や振動の基準値を一瞬超えたからといって、すぐに問題になることは少ないでしょう。解体工事作業の中で瞬間的に基準値を超えることはよくあり、継続的に超えなければ見逃される場合がほとんどです。

しかしながら、基準値以内だとしても周囲の方々には影響があるでしょう。しっかりと周囲の方々に最大限の配慮を行うよう、心掛けてください。

解体工事における騒音・振動への対策

解体工事における騒音・振動問題は、近隣住民とのトラブルに発展する可能性も孕んでいます。これらの問題を未然に防ぎ、円滑な工事を進めるためには、事前の計画と徹底した対策が不可欠です。

本項では、解体工事における騒音や振動のクレーム対策について、詳しく解説します。

騒音・振動問題発生の原因

解体工事で騒音や振動が発生する主な原因としては、以下のものが挙げられます。

重機の使用

ブレ―カーや油圧ショベルなどの重機は、非常に大きな騒音と振動を発生させます。

解体作業

コンクリートのハツリや鉄骨の切断など、解体作業そのものが騒音源となります。

運搬作業

解体された建材の運搬作業も、騒音の原因となります。

作業時間

夜間や早朝など周囲の住民が静けさを求める時間帯に作業を行うと、騒音に対する敏感度が高まります。

解体工事における騒音・振動対策

騒音・振動対策は、工事前の準備段階から、工事中の対策、そして事後的な対応まで、多岐にわたります。

事前対策

近隣住民への説明会

工事内容、騒音・振動対策、スケジュールなどを事前に説明し、理解を求めることが重要です。

騒音・振動測定

工事前の騒音・振動レベルを測定し、基準値との比較を行うことで、適切な対策を立てることができます。

近隣住民との協定

騒音・振動に関する苦情受付窓口の設置や、作業時間制限など、具体的な内容を盛り込んだ協定を結ぶことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

工事中の対策

防音シートの設置

解体現場周囲に防音シートを設置することで、騒音を遮断することができます。

低騒音型機器の使用

ブレ―カーやコンプレッサーなど、低騒音型の機器を使用することで、騒音を低減できます。

作業時間の制限

騒音に敏感な時間帯である夜間や早朝は、作業を控えるか、静かな作業に切り替えることが有効です。

水切り作業

打撃による騒音を低減するために、水切り作業を行うことで、粉塵の飛散も抑制できます。

振動吸収材の使用

振動源となる部分に振動吸収材を設置することで、振動の伝播を抑制できます。

事後的な対応

苦情対応

騒音・振動に関する苦情が寄せられた場合は、迅速に対応し、誠意をもって解決に当たる必要があります。

定期的な測定

工事期間中、定期的に騒音・振動を測定し、基準値を超えていないか確認することが重要です。

改善策の実施

測定結果に基づき、必要であれば、さらなる対策を講じます。

また、解体工事を行う際に作業員が気をつけていることは、下記になります。

  1. 事前に周辺住民に対し、工事の規模・日程・作業時間などの予定を住民周知し、予定の変更や特に大きな音の出る作業を行うときは、その都度、ビラを配布します。
  2. 工事現場責任者の連絡先を明らかにし、苦情があった場合は、速やかに対処します。
  3. 騒音・振動発生の少ない低騒音型の重機を使います。
  4. 防音シート・パネルなどで出入り口および現場周辺を囲みます。
  5. 大きい音の出る作業は、必要最低限都市、一度における機械の複数台使用を控えます。
  6. 丁寧な作業を心がけます。
  7. 工事用車両の荷物の積み下ろし作業時にはエンジンを切ります。

この様な工夫をしながら、作業員は解体工事を進めております。

しかしながら、解体工事における騒音や振動についてのトラブル回避になにより大切なのは、近隣住民とのコミュニケーションを密に行い、彼らの不安や不満に耳を傾けることです。また、もしクレームや苦情が発生した場合には、誠意をもって対応し、解決に向けて積極的に取り組む姿勢を示すことが重要になります。

解体工事における近隣挨拶について、さらに詳しく知りたい方は下記の記事を是非参考にしてください。

まとめ

みなさま、いかがでしたでしょうか?解説したとおり、解体工事における騒音・振動問題は近隣住民とのトラブルに発展する可能性が高いです。

トラブルが生じてしまうと、円滑な工事の進行を阻害することや、工事後の関係性への悪影響があるかもしれません。記事で紹介した対策を参考に、騒音・振動問題に適切に対処し、地域住民との良好な関係を築くことが重要になります。

併せて、環境省が定める騒音規制法や振動規制法など、解体工事を行う業者はもちろん、施工主の方も認識のうえ、解体業者と慎重に工事を進めていくことをおすすめします。この記事がみなさまのお役に立てば幸いです。

神奈川県横浜市や川崎市、都内で解体工事を検討されている方は是非、弊社サンライズにご相談ください。弊社は全社員が近隣への丁寧なご挨拶や安心・安全を第一とした施工管理を徹底しており、「クレームのない解体業者」としてご評価をいただいております。

神奈川県横浜市と川崎市・東京都を中心に累計2,535件以上の家屋解体・解体工事の実績があります。周辺住民の方々にも気配りを忘れません。

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