井戸の撤去・解体費用相場は?お祓いや息抜きなどの必要手順や流れを解説【神奈川県横浜市・川崎市の解体】|株式会社サンライズ 【公式】

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井戸の撤去・解体費用相場は?お祓いや息抜きなどの必要手順や流れを解説【神奈川県横浜市・川崎市の解体】

昔から井戸は地域の生活に欠かせない重要な水源として使われてきましたが、現代では使用されないことも多く、放置されたままの井戸が増えています。使用されなくなった井戸をそのままにしておくと、地盤沈下や安全上の問題が生じる可能性があり、最悪の場合には土地の売買や新築時に大きな障害となることがあります。

ただ、井戸の撤去・解体に関しては大切な注意点があります。「自分でできるのか?」「依頼する場合は費用はどのくらい?」など井戸の撤去・解体に関する疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

神奈川県横浜市解体屋である株式会社サンライズが、井戸の撤去・解体を検討している方に向けて、井戸の撤去・解体に関する費用相場や解体作業の流れ、そして井戸を撤去・解体する前に考慮すべきポイントについて詳しく解説します。

井戸の撤去・解体は素人には難しい!解体屋に必ずご相談を

井戸の構造は、地上部分だけでなく地下深くまで及ぶことが多く、その解体には適切な手順と技術が求められます。

特に、井戸が古いものであればあるほど、耐久性のある石やコンクリートで作られているため、解体作業はさらに難易度が高くなります。また、地下水脈に直接つながっている場合、無計画に撤去を行うと、地盤沈下や地下水の汚染といった深刻な問題が発生することもあります。

さらに、井戸を撤去・解体する際には、安全面での配慮も欠かせません。井戸の深さによっては、作業中に事故が起こるリスクもあります。

地中にある部分をしっかりと確認し、適切な機材を使用して進めなければ、崩落や穴への転落といった危険が伴います。

特に、井戸を撤去・解体するには、中に入っているゴミを取り除いたり、外の枠組みを全て撤去する必要があるだけでなく、完全に埋め戻すための砂や、工具・重機も必要になります。素人が手作業や不十分な機材で解体作業を行うことは非常に危険です。

また、以前は産業廃棄物で埋める方法も行われていましたが、今は不法投棄として禁止されています。産業廃棄物で埋め戻しを行なうと、雨水が下水に流れやすくなったり、周辺の水質に影響を与えてしまうなど環境破壊につながってしまいます。

以上のように、井戸の撤去・解体は、技術的な難易度だけでなく、安全面や環境への影響を考慮しなければならないため、解体屋に依頼するのが一般的です。

撤去・解体の費用を浮かすために自分で撤去できないかと考える方もいるかもしれませんが、解体後の土地の整地も含め、トラブルのない状態に戻せる解体屋に依頼するようにしましょう。

井戸の撤去・解体費用の相場

井戸の撤去・解体にかかる費用は、井戸の規模や設置場所、作業の複雑さによって大きく異なります。撤去する井戸が古いものであれば、構造が頑丈であることが多いため、追加費用がかかる場合があります。

井戸の撤去・解体には、まず解体前の調査が必要になります。この調査では、井戸の深さや構造、周囲の地盤の状態などを確認し、最適な撤去・解体方法を決定します。

その後、実際の解体作業に移りますが、作業には重機を使用する場合が多く、井戸の深さや構造によっては数日かかることもありますので工期など依頼する解体屋に確認しておきましょう。

ここからは「井戸だけを解体する場合」「家屋と一緒に解体する場合」での具体的な費用相場を紹介します。

井戸だけを解体する場合の費用相場

井戸のみを単独で解体する場合の費用相場は、その井戸の規模や構造、深さによって異なりますが、一般的には10万円程度が目安です。

井戸の深さが深い場合や、井戸が地下水脈に直結している場合には、地盤の安定を確認するための追加作業が必要となり、追加費用がかかることがありますのでご注意ください。

また、撤去後の土地を整地し、新たな建物を建てる場合には、地盤の状態をしっかりと確認し、必要に応じて地盤改良を行うことが推奨されます。

家屋解体と一緒に解体する場合の費用相場

家屋の解体と一緒に井戸を撤去・解体する場合(解体作業中に井戸が見つかった場合も含みます)は、井戸単独で解体する場合と比較して、費用が多少割安になることが多いです。

これは、解体に使用する重機や作業員が既に家屋解体に投入されているため、追加作業として井戸の撤去を行うことで効率的に進められるためです。

一般的な費用相場としては、3万円から5万円程度です。

お祓いを行う場合の追加費用相場

井戸の撤去・解体において、お祓いは多くの地域で重要な儀式とされています。これは、井戸がかつて生活の重要な一部であり、また神聖な場所と見なされていた歴史的背景に由来します。

特に日本では、古くから井戸は「神様が宿る場所」とされ、そのため井戸を撤去・解体する際には、地元の神主や専門の祈祷師を招いてお祓いを行うことが一般的です。このお祓いを行うことにより、井戸を安全かつ正当に解体するという文化的な意味合いが含まれています。

お祓いにかかる費用は、依頼する神社や祈祷師によって異なりますが、一般的には2万円から5万円程度が相場です。

これは、簡単なお祓いの儀式のみを行う場合の費用であり、より大規模な儀式や特別な祈願を依頼する場合には、費用が10万円以上になることもあります。

お祓いは一度の儀式で終わることが多いですが、井戸の撤去・解体が大掛かりなものである場合、解体前だけでなく、解体後の土地整地時にも追加の儀式を行うことがあります。このような場合、さらなる費用が発生することがあります。

また、お祓いを行う際には、神主や祈祷師に対する「玉串料」や「御礼」といった名目の費用が含まれることが多く、この金額も合わせて予算に組み込んでおきましょう。

多くの家庭では、地域の風習や家族の信念に基づいてお祓いを依頼しますが、場合によっては不動産売買や家の新築を行う際に、買主側からお祓いの実施を求められることもあります。

特に古い井戸がある土地では、このような儀式を行っていない場合、買主が不安を抱くことがあり、その結果として売買交渉に影響が出ることもありますので、注意が必要です。

井戸の撤去・解体の流れ

井戸は、地下深くに掘られた構造物であるため、表面的な解体作業だけでは不十分であり、適切な手順で行わなければ地盤の安定性や環境に悪影響を与える恐れがあります。

ここでは、井戸の解体・撤去における基本的な流れについて説明します。

解体前の魂抜き(お祓い)

井戸の撤去・解体作業を始める前に行われるのが「魂抜き(お祓い)」です。

日本では古来から、井戸は神聖な場所とされており、井戸には水の神様が宿っていると信じられてきました。そのため、井戸を埋めたり、解体したりする際には、神様に対して感謝の気持ちを捧げ、無事に作業が終わるように祈願する儀式を行うことが習わしです。

魂抜きの儀式は、通常は神主や祈祷師が行い、井戸の前でお祓いを行います。

魂抜きを行うことで、解体作業が精神的にも安心して進められるだけでなく、周囲の住民や地域社会に対しても礼を尽くすことができます。

特に、伝統的な価値観が強く残る地域では、魂抜きは信頼を得るためにも必要な手順となります。

埋め戻し前の息抜き(空気抜き)

埋め戻し前に行う「息抜き(空気抜き)」は、井戸の解体・埋め戻し作業を行う際、地下に閉じ込められた空気や圧力を適切に抜く作業です。

井戸は地下深くに掘られた構造物であり、その井戸が埋められる際に、井戸の内部や周囲に空気が閉じ込められてしまうと、地盤沈下のリスクが高まることがあります。このような地盤の不安定さを防ぐために、息抜き作業を行います。

息抜きが適切に行われていないと、井戸を埋め戻した後に地下に残った空気が地表に向けて膨張し、最終的には地盤の隆起や沈下を引き起こす可能性も。

特に、大規模な井戸や地下水脈に接続している場合、息抜きをしっかりと行わないと、土地全体の安全性に影響を与えかねません。

息抜きの工程では、井戸の構造や周囲の地質に応じて、空気を抜くための排水管やバルブを設置することで、井戸内部やその周囲に溜まった空気を効率的に排出し、地盤が安定するように調整されます。

適切な息抜きが行われることで、井戸の撤去後に土地を安全に使用することができ、後々のトラブルを防ぐことができます。

埋め戻し

埋め戻しは、井戸を完全に撤去した後に、その跡地を安全で安定した状態に戻す作業です。

井戸が存在していた場所は、地面に深い穴が開いている状態ですので、このまま放置しておくと地盤が不安定になり、建物を建てたり、土地を利用する際に大きな問題を引き起こす可能性があります。そのため、適切な手順に従い、しっかりと埋め戻し作業を行うことが求められます。

埋め戻し作業では、通常、砂利や砂、そして土を順番に詰めていくことで、地盤を徐々に安定させます。

また、埋め戻し作業はただ井戸を埋めるだけでなく、その上に新たな建物を建てる場合や、土地を利用するための準備として、地盤の強度を十分に確保する必要があります。

特に、大規模な井戸の撤去後には、追加の地盤改良が必要となるケースもあるため、専門業者の指導のもとで適切な処理が行われます。埋め戻しを行う際には、必ず地質調査を行い、土地の安全性を確認した上で進めることが重要です。

さらに、埋め戻し作業では、地表と地下のバランスを保つことが大切です。つまり、地表が沈んだり盛り上がったりすることなく、平坦で安全な土地を作り上げる必要があります。

このように、適切な埋め戻しが行われることで、井戸が存在した土地も安心して新たな用途に利用できるようになるのです。

整地

整地とは、井戸があった場所を平らにし、地面を均等に整える作業です。この工程をしっかり行わないと、井戸が埋め戻された後の土地がデコボコになってしまい、土地の利用に支障をきたすことがあります。

例えば、建物を建てる場合や庭を作る際には、土地の高さや傾斜が均等であることが求められるため、整地作業を丁寧に行うことが必要です。

整地は土地全体の見栄えを整えるためにも重要です。特に、庭を作ったり駐車場にする場合、あるいは新築の基礎を作る場合には、地面が平坦であることが不可欠です。

整地作業では、水平を保つために測量機器を使用して、地面の高さを確認しながら均等に土を敷き詰めていきます。この際、排水の問題も考慮する必要があり、雨水がたまりやすい箇所がないように土地全体の傾斜を調整することも行われます。

整地が終わると、土地は安全で平坦な状態となり、新たな建物や施設を建設する準備が整います。特に大規模な井戸や、井戸があった場所を新たな用途で活用する場合、整地作業が非常に重要です。適切な整地が行われることで、その後の土地利用がスムーズに進み、地盤の安定性も保たれるため、後々のトラブルを防ぐことができます。

井戸を撤去・解体する前に!防災井戸として復活利用も検討しましょう

井戸の撤去・解体を決定する前に、防災井戸としての再利用を検討することも選択肢に入れておきましょう。

現代の日本では、多くの地域で災害対策が重要視されており、特に大規模な災害時には、水道などのインフラが停止することも想定されています。このような場合、井戸が残されていれば、緊急時に貴重な水源として利用できるため、防災井戸として再活用することが注目されています。

防災井戸とは、通常は使用されていない井戸を、災害時のために維持・管理するもので、災害時に飲料水や生活用水を確保するための役割を果たします。

特に地震や洪水などが発生した際には、井戸水は断水時に重要な水源となり得ます。井戸水は地下水を直接汲み上げるため、地上のインフラが損傷しても影響を受けにくいという利点があります。

したがって、井戸がある土地を所有している場合は、単に解体してしまうのではなく、防災井戸として利用できるかどうかを事前に検討する価値があります。

防災井戸として再利用するためには、井戸の水質や状態をしっかりと確認し、必要に応じて清掃や整備を行うことが求められます。長期間使用されていない井戸の場合、水質が劣化している可能性もあるため、まずは専門業者による水質検査を行い、安全な状態に戻す必要があります。

また、防災井戸として利用する場合には、定期的なメンテナンスが必要となります。定期的に井戸の状態を確認し、必要な場合には清掃や修理を行うことで、災害時にも確実に水を供給できるようにしておきます。

さらに、井戸を防災井戸として再利用することは、地域の防災計画にも役立つかもしれません。特に、集合住宅や商業施設など、複数の人々が利用する場所では、災害時の水源として防災井戸が設置されていると、住民や利用者にとって大きな安心材料となります。

井戸の撤去や解体を検討する際には、防災井戸としての再利用も同時に検討してみてはいかがでしょうか。

井戸の撤去・解体工事はサンライズにご相談ください

井戸の撤去・解体を検討している方に向けて、井戸の解体費用相場や解体工事手順について解説しました。

井戸の撤去・解体は、慎重な手順を踏んで進めなければならないため、素人が行うことは非常に危険です。地盤沈下や地下水の汚染といったリスクも考えられるため、撤去・解体をご検討の際は解体屋にご相談ください。

サンライズは、豊富な経験と実績を持つ解体屋であり、「クレームゼロの解体工事」をモットーに、お客様に寄り添った解体工事をご提供しております。

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